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過去の遺物か未来の資産か〜映画「ダムネーション」より

 

ダムは本当に必要でしょうか?

 

ドキュメンタリー映画「ダムネーション」の企画プロデューサー、マット・シュティッカー氏は、人々は、ダムはクリーンなエネルギーをつくる(目標7)という「神話」に取り憑かれていると指摘します。

 

実際には、ダムから排出されるメタンガスは、温暖化(目標13)の原因になっているばかりではなく、ダム建設そのものが生態系の破壊(目標15)にもつながっているというのです。

 

ダムを撤去し、川にいのちを取り戻すことで、美しい景観が戻り、流域に観光などの産業が発展し、地域が活性化する(目標9)。「ダムネーション」は、神話に変わる「新たな物語」を提示します。

 

この物語を誕生させたのは、川を愛する少数の市民。

 

その想いが、人々を動かし、ダム撤回につながっていく。実際に、映画を題材にダムとサーモンの関係について学んだフィンランドの国会議員は、そのわずか2日後に、国会でダムを撤去する法案を可決したそうです。

 

日本には3000ほどの河川があり、主要な河川のほとんどにダムが建設されていますが、熊本県球磨川推計の荒瀬ダムでは2012年から撤去が始まり、生態系が復元する様子は、youtubeなどで配信され、注目を集めています。

 

過去の遺物か、未来への資産か。あなたはどちらを選びますか?

 

○ あなたの暮らす地域には、どんな川がありますか?そこにはどんな暮らしがありますか?

 

○ ダム建設は、どのようなプロセスにより、決定されるのでしょう。その決断は、地域にどのような影響をもたらすでしょうか。

○ 世界各地では、今、どのようなダム建設計画が進行しているのでしょうか。これらの事業に、日本企業やODA(政府開発援助)はどのように関係しているでしょう。

(今井麻希子)

 

<関連目標>
目標7、目標8、目標11、目標13、目標15、目標16、目標17