雁音米(かりおんまい)~生態系がつくる米(宮城県大崎市)

CONTENTS No : 15_009011

MOVIE TIME : 06:58

AUTHOR : © Earth Voice Cafe

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Q. なぜ生き物観察をしているのでしょうか?

宮城県大崎市田尻にその田んぼはあります。
コンクリートで護岸していない用水路には沢山の生き物達が生きています。この沢山の生き物達が美味しくて安全・安心なお米作りに大きな役割を果たしています。沢山の生き物達が出す有機物を栄養にして稲はすくすく育ちます。稲穂がつくころには、3種類の蜘蛛達が一面に巣を張ります。稲穂の上部に水平に巣を張るもの、垂直に巣を張るもの、そして稲穂の下部に水平に巣を張るもの。まるでそれぞれがスクラムを組むようにして害虫から稲穂を守っているのです。その蜘蛛達も農薬を使わない田んぼだから生きていけるのです。

余計なことは何もしない生態系を生かしたお米作り。
これは特別なことなのでしょうか?近代以前は日本の田んぼはすべてこのようにして生態系と人間の智恵の力だけで営まれてきました。むしろこれが当たり前のやり方なのかも知れません。

水と土が触れることで生命を育む場ができる。
ここには豊かな生態系と志を持った農家の人たちが生み出す豊かな風景があります。ここで育つ子供たちは幸せだと思わせる何かがここにはあるのです。

なぜここの田んぼは豊かと言われているのでしょうか?
豊かな田んぼを保つためにどのような取り組みが必要でしょうか?

(榎田竜路)

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