地域から新しい「ものさし」をつくる ~小田原の挑戦(神奈川県)

CONTENTS No : 09_009313

MOVIE TIME : 07:21

AUTHOR : © TREE

Contents navigation

Q. どのような危機感から小田原の新たなまちづくりが始まりましたか?

神奈川県小田原市。皆さんはこの土地名を聞いてどんなことをイメージするでしょうか?
豊かな海と山。そこから得られる様々な恵み。そして、東京へ程よい時間で行ける距離感。年間240万以上の観光客が訪れる歴史と自然がある小田原は、様々な資源がある街と言えます。この街は、江戸時代から続くはえ縄漁業で古くから栄えていました。ブリ漁では、全国有数の漁獲量を誇っていました。しかし、昭和30年代をピークに漁獲量は激減。その原因は、高速道路建設や車のライトの光、そして海に栄養分を与える森の手入れ不足・・・。私たちが便利さを求めたことがその代償として自然からの恵みを失う結果となったのです。これは小田原だけでなく、日本全国で起きていることです。豊かな漁場に囲まれた場所であるのに関わらず、漁業資源を海外から輸入し、今一番、魚が捕れる場所は成田空港という皮肉。私たちの暮らしている今は、何かが歪んだしまったようです。

そんな状況を憂慮し、漁業の他に職人による手仕事の賜物であった竹のものさしの有数の生産地あった小田原に豊かさを計る「ものさし」をもう一度、掘り起こし、作り出そうと地元の方々が動き出し始めました。そのきっかけを作ったのはローカルサミットです。2010年に開かれた小田原ローカルサミットを機に、小田原の「ものさし」を具体的に目標として、それにむかって動き出すことを宣言しました。まずは、ブリ漁を昔の漁獲量に戻すということ。これを実現することは先ほどの通り、海周辺の環境も変えていく必要があります。市民や行政が一丸となって目指すこの小田原の動きが地域再生のモデルケースとなり、全国に波及することが期待されます。

あなたが住む地域の産業を1つあげてください。その歴史と現状を調べてみましょう。
ブリの漁獲量を戻すためにはどのような取り組みが必要そうでしょうか?一方で、小田原でブリをたくさん取ると他地域にどのような影響がありそうでしょうか?

THINKING!

この動画に関連するSDGsのターゲットを考えてみましょう。ボタンを押すと主な関連ターゲットを参照できます。

TARGETを見る
  • GOAL_9_TARGET_9.4

    TARGET 9-4

  • GOAL_11_TARGET_11.3

    TARGET 11-3

  • GOAL_14_TARGET_14.4

    TARGET 14-4