気候変動2023 ~IPCC第6次評価報告書(統合報告書)第1弾

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TIME : 03:04

AUTHOR : © IPCC

気候変動に具体的な対策を

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英語タイトル:CLIMATE CHANGE 2023: Synthesis Trailer

2023年3月に公開された、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第6次評価報告書の統合報告書について伝える予告動画です。

この統合報告書はスイスで2023年3月13日から20日にかけて開催された第58回総会で議題となり、最終日の20日に公表されました。第58回総会には各国政府の代表をはじめ国連環境計画(UNEP)や国連気候変動枠組条約(UNFCCC)事務局といった国際機関から計650名以上が出席。日本からは環境省や気象庁などから計16名が出たそうです。承認された報告書は、2014年の第5次評価報告書(AR5)統合報告書以来9年ぶりの統合報告書となるそうです。

IPCCは1988年に世界気象機関(WMO)と国連環境計画(UNEP)によって設立された政府間組織です。IPCCには世界中の科学者が協力しており、科学誌に掲載された論文などの文献に基づいた定期的な報告書を作成し公表しています。動画の前半では、今回の統合報告書について「これまでの主要な報告の調査結果をとりまとめており、人類に起因する気候変動の影響と私たちがすべきことの全体像を提供している」と伝えています。そのうえで、気温上昇の影響を具体的な数値と共に伝えています。

後半では、全人類が住みやすくサステナブルな未来を確保するために必要なこととして下記を提唱。
・温室効果ガス排出量の大幅かつ迅速で持続的な削減
・気候変動への適応策の強化
・人々に公平な解決策をさらに重視すること
・資金供与の拡大
・技術の向上と国を越えた協力体制

そのうえで、私たちの手元には対策があり、あとはこれまで以上に緊急性を持って実行することが重要だと述べています。動画を見て、気候変動対策としてできることを考えてみましょう。

▶︎IPCCとはどんな組織で、これまでどんな成果を上げてきたのでしょうか。
▶︎IPCCが提唱している気候変動対策の中で、政府、企業、個人がそれぞれ特に緊急性を持ってすべきことは何でしょう?

参照:
気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第6次評価報告書 統合報告書の公表について(環境省)
気候変動対策を科学的に!「IPCC」ってどんな組織?(経済産業省)
IPCC報告書 解説1 IPCCって?【インスタ画像でわかりやすく解説】(NHK)
IPCC(英語)

曽我美穂

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