「グリーンなお金の流れ」で持続可能な社会をつくる(株式会社三井住友フィナンシャルグループ)
CONTENTS No : 13_008572
TIME : 05:00
AUTHOR : © Edu Town SDGs
Contents navigation
日本の企業によるSDGs達成のためのビジネスを紹介する動画シリーズ。
今回はお金のお話です。最近、「ESG投資」という言葉を耳にするようになりましたね。これは、環境(Environment)、社会(Social)、企業統治(Governance)に配慮した企業に投資を行うという考え方です。ESG投資は年々増加傾向にあり、2020年には世界全体で35兆3千億ドルとなり、日本だけみると320兆円に増加しました。この流れは、2006年に国連で国連責任投資原則(PRI: Principles for Responsible Investment)の発足、2015年に日本最大の投資機関である年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が署名したことから、国内での認知度や投資額が上がりました。SDGsを語るうえで、お金は無視できません。
今回の動画では、そのお金と地球温暖化対策の関係を、株式会社三井住友ファイナンシャルグループの取り組みから学びましょう。
銀行の主な仕事は、お金を預かるという預金と、お金を必要な人に貸すという貸出です。SDGs達成には貸出が強く関連しています。社会に役に立つかどうか考え貸出することが銀行の役割です。
では、ゴール13との関係を見てみましょう。経済活動を通じて、多くの二酸化炭素を排出していることが地球温暖化の原因の1つになっています。それを止めるためには、たくさんのお金が必要です。例えば、風力発電所を設立するために、数百億~数千億円の金額が必要です。お金を集めることに加え同社は、設立場所の環境影響を分析した上で融資の決定をされています。地球温暖化対策のために、二酸化炭素を出さないエネルギーに切り替えていく必要があります。環境によりよいものにお金を流していく銀行の役割は重要です。
▶ESG投資はこれから増えていきますか。減っていきますか。それはなぜでしょうか。
▶ご自身が利用されている銀行や信金が、どのような分野に投資されているか、調べてみましょう。
▶他にSDGsに関連する事業に投資している銀行等があるか調べてみましょう。
参照:
EduTown SDGs
投資の新潮流ESG投資(株式会社三井住友フィナンシャルグループ)
責任投資原則〔PDF〕(国連環境計画・金融イニシアティブ(UNEP FI)、国連グローバルコンパクト)
(大崎美佳)
-
TARGET 7-2
TARGET 7-2INCREASE GLOBAL PERCENTAGE OF RENEWABLE ENERGY
2030年までに、世界のエネルギーミックス(※9)における再生可能エネルギーの割合を大幅に増やす。
-
TARGET 9-1
TARGET 9-1DEVELOP SUSTAINABLE, RESILIENT AND INCLUSIVE INFRASTRUCTURES
経済発展と人間の幸福をサポートするため、すべての人々が容易かつ公平に利用できることに重点を置きながら、地域内および国境を越えたインフラを含む、質が高く信頼性があり持続可能でレジリエントなインフラを開発する。
-
TARGET 13-1
TARGET 13-1STRENGTHEN RESILIENCE AND ADAPTIVE CAPACITY TO CLIMATE RELATED DISASTERS
すべての国々で、気候関連の災害や自然災害に対するレジリエンスと適応力を強化する。
-
TARGET 17-17
TARGET 17-17ENCOURAGE EFFECTIVE PARTNERSHIPS
さまざまなパートナーシップの経験や資源戦略にもとづき、効果的な公的、官民、市民社会のパートナーシップを奨励し、推進する。