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英語タイトル：Launching the Taskforce on Nature-related Financial Disclosures
TNFD（自然関連財務情報開示タスクフォース）による約2分の説明動画です。TNFDのコンセプト、目標などを説明しています。
TNFDは、国連環境計画・金融イニシアティブ（UNEP FI）、国連開発計画（UNDP）、世界自然保護基金（WWF）、英環境NGOグローバル・キャノピーの4機関が2021年に発足させた国際的なイニシアティブです。金融機関や企業を対象に、情報開示の枠組みにおいて、自然資本および生物多様性の観点から事業機会とリスクの情報開示をするよう求めています。
TNFDは、2015年にスタートした、金融機関や企業に対して気候変動に関連するリスクと機会の情報開示を要請し、気候変動対策を加速させようとするTCFDに続く動きです。気候変動だけでなく、自然資本や生物多様性に関しても情報開示を求めたい。それによって、生物多様性保全の状況を改善したい、という考えから始まりました。今、注目が高まっており、今後は多くの金融機関や企業が参加していくと予測されています。
この動画は「ネイチャー・ポジティブな世界へ」というタイトルからスタート。前半でTNFDが必要とされるようになった背景として、人類が野生の哺乳類の 83% と全植物の半分を絶滅させたという事実、自然の喪失が企業活動に機会とリスクというプラス、マイナス両方の影響を与えている事実を説明しています。続いて、後半で金融機関や企業などの組織からの自然資本や生物多様性への影響、「行動を促進するための枠組みとなる」というTNFDの目指す方向性を伝えています。TNFD共同議長のコメントも入っており、説得力があります。
生物多様性の保全が待ったなしの状況の中、生物多様性の劣化を回復に向かわせる「ネイチャー・ポジティブ」を目指すTNFDのコンセプトを理解し、その動きを支援していきましょう！
▶︎TNFDに積極的に取り組んでいる企業について調べ、その取り組み内容を紹介してください。
▶︎TNFDに関する最新の動向を調べてみましょう。
▶︎TNFDに取り組むことによる、企業側、市民側へのメリット、デメリットは？
参照：
ポスト・コロナの金融をリードする「TNFD」の視点（WWFジャパン）
TNFDとは（IDEAS FOR GOOD）
TNFD（英語）
曽我美穂
