Tsunamiからいのちを守ったもの
CONTENTS No : 15_000357
TIME : 03:11
AUTHOR : © EARTH VISION
Contents navigation
2004年、インドネシアの島々を、巨大な津波が襲いました。そんな中にあって、被害が小さく抑えられた地域があります。
その理由は、沿岸部にマングローブの林や、砂丘、サンゴ礁があったこと。これらが、津波の衝撃を吸収する「自然の楯」となったのです。日本の海岸線で目にする「防潮林」も、そういった「自然の楯」のひとつと言えます。
気候変動による異常気象が多発する中、今、自然の持つ「災害の影響を小さくする力」を活かした防災・減災が世界的に注目されています。日本の国土強靭化計画にも「グリーンインフラ」という言葉が盛り込まれました。
しかし、開発などによる自然破壊は、今も世界各地で進んでいます。
▶︎「自然の楯」のようなグリーンインフラは、どんなところにあるでしょう?それは、身近にありますか?
▶︎自然(グリーン)インフラと人工の(グレー)インフラ。それぞれにどんな良さがあるでしょうか?
▶︎自然(グリーン)インフラと人工の(グレー)インフラの両方の良さをうまくいかした防災・減災計画をつくるために、誰と、どのように話し合いを進めていけばよいでしょうか?
(今井麻希子)
-
TARGET 11-b
TARGET 11-bIMPLEMENT POLICIES FOR INCLUSION, RESOURCE EFFICIENCY AND DISASTER RISK REDUCTION
2020年までに、すべての人々を含むことを目指し、資源効率、気候変動の緩和と適応、災害に対するレジリエンスを目的とした総合的政策・計画を導入・実施する都市や集落の数を大幅に増やし、「仙台防災枠組2015-2030」に沿って、あらゆるレベルで総合的な災害リスク管理を策定し実施する。
-
TARGET 11-c
TARGET 11-cSUPPORT LEAST DEVELOPED COUNTRIES IN SUSTAINABLE AND RESILIENT BUILDING
財政・技術支援などを通じ、現地の資材を用いた持続可能でレジリエントな建物の建築について、後発開発途上国を支援する。
-
TARGET 14-2
TARGET 14-2PROTECT AND RESTORE ECOSYSTEMS
2020年までに、重大な悪影響を回避するため、レジリエンスを高めることなどによって海洋・沿岸の生態系を持続的な形で管理・保護する。また、健全で豊かな海洋を実現するため、生態系の回復に向けた取り組みを行う。
-
TARGET 15-b
TARGET 15-bFINANCE AND INCENTIVIZE SUSTAINABLE FOREST MANAGEMENT
持続可能な森林管理に資金を提供するために、あらゆる供給源からあらゆるレベルで相当量の資金を調達し、保全や再植林を含む森林管理を推進するのに十分なインセンティブを開発途上国に与える。