獣害を追う(兵庫県)

CONTENTS No : 15_004552

TIME : 07:41

AUTHOR : © TREE

QUEST

陸の豊かさも守ろう

Q. 鳥獣害を防ぐには、どんな方法がありますか?

Contents navigation

鳥獣害とは、人間が鳥や獣などの野生動物によって受ける被害のことです。畑の作物を食べられたり、クマが町に下りてきて散歩中の人が襲われたり、田んぼやゴミ捨て場にサルやイノシシが出没したり、林業に活用していた森の木が荒らされたり…と、その被害は多岐にわたります。近年、日本各地でこういった鳥獣害が増えており、多くの地域で、自治体や地元の人たちでどうすべきか考え、さまざまな対策をおこなっています。

この動画では、兵庫県での取り組みを紹介。兵庫県はシカによる農林業被害金額が、4億3600万円(2011年)と、全国でもシカの被害が深刻な地域です。その大きな要因は戦後、人々が里山で薪を切らなくなり、野生動物の生息地が拡大したことにある、とのことです。他にもシカの高い繁殖力、狩猟者の減少などさまざまな要因が挙げられています。

そんな中、兵庫県が打ち出しているのが人間と野生動物の関係を適切に調整していく「ワイルドライフ・マネイジメント(野生動物管理)」というシステムです。個体数管理(捕獲)、被害管理(被害をどう防ぐか)、生息地管理(環境をどう管理するか)の3つを軸に考えており、今は捕獲が重要な時期だといいます。そこで気になるのが、捕獲後のこと。兵庫県では、ただ捕獲して廃棄するのではなく、鹿肉として加工し「ジビエ料理」として販売したり、ペットフードの原材料として活用したりしています。

かつて日本人はシカやイノシシを貴重な資源として、絶滅させることなく、共存してきました。人と野生生物や自然がみな心地よい、持続可能なバランスについて考えてみましょう。

▶︎みなさんの身近に鳥獣害の例はありますか? また、鳥獣害に関するニュースを見たことはありますか?
▶︎ジビエ料理を食べたことはありますか?
▶︎人と野生生物や自然がみな心地よい、持続可能なバランスとは、どんなものでしょうか?

参照:
ひょうごシカ肉活用ガイドライン〔PDF〕(兵庫県庁)
ジビエ料理に関する情報(日本ジビエ振興協会)

シリーズ:クマの保護管理を考える(1)島根県 最前線の現場から(WWF)
クマの獣害と保護のバランスを考えるコラムシリーズの第1話。多面的に考えるための資料として活用できます。

(曽我美穂)

LINKAGE

この動画に関連するSDGsのターゲットを考えてみましょう。ボタンを押すと主な関連ターゲットを参照できます。

TARGETを見る
  • GOAL_12_TARGET_12.2

    TARGET 12-2

  • GOAL_15_TARGET_15.4

    TARGET 15-4