育て守る。「重富の森」の生物多様性(株式会社JT)

CONTENTS No : 15_004898

TIME : 09:37

AUTHOR : © JT(制作 : TREE)

陸の豊かさも守ろう

Q. 市民はどのようなパートナーと協力すると地域の森を守ることができますか?

Contents navigation

鹿児島県姶良市脇元(あいらしわきもと)にある株式会社JTの社有林「JTの森 重富(しげとみ)」の様子を伝える動画です。

動画の前半では、一般の方々にも公開されている、この森の生物多様性の豊かさや、国土交通省の「歴史国道」にも選定されている「大口筋白銀坂」という江戸時代からある石畳の坂道の風景が流れます。「豊かな自然と、長い歴史を持つ貴重な森」という言葉が、心に響きます。

次に映し出されるのは、重富の森の歩道の様子です。常緑広葉樹、様々な鳥、その鳴き声、様々な天然の木々や植物、動物たち。その中には、九州・沖縄で見られる希少な樹種である「ボロボロノキ」という多様性の豊かな自然環境でなければ育たない木や、そのボロボロノキしか食べない貴重な昆虫「ベニツチカメムシ」もいます。南国特有の生き物もたくさんおり、多くの動植物がつながりあい、豊かな森を作り上げています。海や川と森のつながりも紹介されます。重富の森の湧水が滝、川を経て海へ流れ、養分たっぷりの水が海の豊かさを育んでいるのです。

後半では、重富の森を維持するための、人間の手による干ばつや草刈りの様子、生態系のフィールド調査の意義などを紹介。その中で、東京農工大学農学部・講師の永石文明さんは「みんなで知って、みんなで守ることが、その生態系を守るうえでは重要」という述べています。

長い歴史と、豊かな自然環境を持つ重富の森。この森を守り、未来につなぐ取り組みを見て、未来の世代に生物の多様性をつなぐためには何をすべきか、考えてみましょう。

▶︎豊かな森を次世代に残すためには、どうすればよいでしょうか?
▶︎重富の森の維持のために、どんなことが行われていますか?
▶︎みなさんのまわりの森の状況はどうでしょうか?荒れてしまっていますか?それとも、しっかり維持されていますか?

参照:
JTの森 重富(JT)
豊かな森林の役割(フォレストサポーターズ)

(曽我美穂)

LINKAGE

この動画に関連するSDGsのターゲットを考えてみましょう。ボタンを押すと主な関連ターゲットを参照できます。

TARGETを見る
  • GOAL_15_TARGET_15.1

    TARGET 15-1

  • GOAL_15_TARGET_15.4

    TARGET 15-4

  • GOAL_15_TARGET_15.5

    TARGET 15-5

  • GOAL_17_TARGET_17.17

    TARGET 17-17