防災と森林
CONTENTS No : 15_004994
TIME : 04:24
AUTHOR : © TREE
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2011年3月11日に発生した東日本大震災は、東北沿岸部に大きな被害をもたらしました。とりわけ、沿岸部の美しい景色を作り出していた海岸防災林は壊滅的な打撃を受けました。失われた面積は、被災した6県で3659.2ha。特に岩手県、宮城県、福島県に被害が集中しており、被害額は約465億円とされています。
奇跡の一本松は岩手県陸前高田市気仙町にあり、白砂青松の名勝として人々から愛されてきた「高田松原」にありました。東日本大震災で、岩手県の沿岸部も津波による大きな被害を受け、約7万本と言われる高田松原も流失しました。その中で唯一残ったのが「奇跡の一本松」です。震災復興の象徴として、多くの人々の心を勇気づけましたが、2012年に枯死が確認されました。現在は、モニュメントとして保存整備され、「高田松原津波復興記念公園」内で屋外展示されています。
▶︎海岸防災林の機能はどのようなものでしょうか?
▶︎海岸防災林の他に森林が持つ機能にどのようなものがあるでしょうか?
▶︎「森は海の恋人」とはどのような意味を持つのでしょうか?
参照:
海岸防災林の再生の考え方(案)〔PDF〕(林野庁)
奇跡の一本松(陸前高田市)
東日本大震災復興海岸林再生プロジェクト(OISCA)
NPO法人森は海の恋人
(瀬戸陽子)