木を育て、使い、森林の循環をつくる(住友林業)
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TIME : 04:59
AUTHOR : © Edu Town SDGs
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日本の企業によるSDGs達成のためのビジネスを紹介する動画シリーズ。
日本は世界有数の森林国です。林野庁によると国土面積の3分の2(約2,500万ha(うち約1,000万haが人工林)が森林に覆われています。樹木の体積を表す「森林蓄積」は人工林を中心に増加傾向にあり、また伐採可能な50年以上の人工林が全体の50%を占めており、森林資源の有効活用や循環利用が必要と言われています。
さて、今回の動画は林業に従事される住友林業株式会社の取り組みから、木を上手に使うことと自然を守ることのつながりをみていきましょう。
同社は、何十年にわたって美しく立派な木になるように、不要な枝を払ったり等の作業を森の中でされています。伐採できる段階になった樹木は、森から切り出され、製材所で木材に加工され、そして建物の骨組み等の材料として使われていきます。使ってばかりでは、木がなくなってしまいますので、次の樹木を育てるために育苗と植林も行われています。このように使用と再生という循環が作られています。
森は手入れをしないとだんだんと暗い森になっていきます。そのような森は、雨を蓄える機能が低下し、台風等の強風に耐えられなくなっていきます。そうなるとせっかく育てた森が台無しになってしまう可能性がありますので、健康な森づくりが欠かせません。
▶あなたの近くに林業をしている現場はありますか。可能であれば見学をしてみましょう。
▶あなたが住む町にはどのくらい森林がありますか。
▶身近にある木材製品はどこの森から来ているか調べてみましょう。
参照:
EduTown SDGs
森林・林業・木材産業の現状と課題(林野庁)
SDGsへの貢献と重要課題(住友林業株式会社)
適応ビジネスの推進(経済産業省)
(大崎美佳)