大豆栽培が引き起こす悲劇 第2章

CONTENTS No : 02_004937

TIME : 05:39

AUTHOR : © ECO STORM

QUEST

飢餓をゼロに

Q. 飼料を海外に依存する「生産と供給のしくみ」を、どのように変えると家畜や人間に良い影響を与えることができますか。

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世界的な食肉・乳製品の消費の増加に伴い、家畜飼料の需要も大幅に高まっています。南米では、広大な森林が大規模農場に生まれ変わり、農薬や化学肥料を利用して遺伝子組み換えされた大豆を栽培しています。国際環境NGO「Friends of the Earth」のショートフィルム「The Killing Fields」では、この大規模農場による大豆生産が周辺地域や地球全体にどのような影響をもたらしているのか、詳細に解説しています。

大規模農場で使用されている有害な農薬は、周辺住民の貴重な水源を汚染するだけなく、彼らの生命をも脅かしています。Silvino Talavera君もこの犠牲となった一人。2003年、帰宅途中に農薬を浴びて、11歳で亡くなりました。飢餓や食の安全といった問題がその深刻さを増している一方、一部の大手企業が大豆農場を支配して多額の収益を上げています。南米で生産された大豆の多くは、安価な家畜用飼料として欧州へ輸出され、欧州の工場型農業を支えています。つまり、欧州への食肉・乳製品が出荷は、南米の自然環境や住民の犠牲の上に成り立っているのです。このような大規模農場中心の工場型農業は、決して持続可能なものではありません。

では、この問題をどのように解決していけばいいのでしょうか?動画では、専門家が家畜の飼料を南米からの輸入大豆に過度に依存している現在のシステムを変えるべきだと訴えています。例えば、工場型農場を過剰に保護する政策を転換し、環境や食の安全に配慮した非集中型の農場を支援したり、家畜用飼料を「地産地消」で生産・供給したりするなど、政府がとるべき具体的な施策についても示唆されています。家畜用飼料の大部分を海外からの輸入に依存している日本も、欧州と同様の問題を抱えています。

▶︎私たちが日々食べている肉や乳製品は、どのような飼料で育てられた家畜から製造されているのか、調べてみましょう。
▶︎家畜飼料は、どこでどのように生産され、供給されているのか調べてみましょう。

参照:畜産をめぐる情勢、国際交渉、統計データ等(農林水産省)

関連動画:大豆栽培が引き起こす悲劇 第1章

(松岡由希子/加藤知愛)

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