森林・林業について考える –私立江戸川学園取手高等学校(茨城県)

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SDGs.TV/(株)TREEでは、三井住友信託銀行とパートナーシップで全国でESD出張授業を展開してきました。このほど、ゴール15「陸の生態系・森林」をテーマに、私立江戸川学園取手高等学校高校2年生約800名の生徒さん皆さんと一緒に、日本の国土の約7割を占める森林・林業について考えました。

初日は、大講堂で高校生2年生全員にSDGsや日本の森林・林業、さらに施業の生産性を向上するための「森林信託」の取組に関する動画を視聴しました。基礎講義の2週間後には、各クラスで班ごとにテーマを選択して調べ学習の結果発表が行われました。

日本の森林はむしろ伐期にある森林をどう切り出してくるか、林業従事者をどう増やせばよいか、もっと身近に森林のことを知るにはなど様々な問題意識や課題解決アクションの発表がありました。

この動画は、岡山県西粟倉村を事例とした地域と林業の結びつき、森林信託について紹介しています。ぜひゴール15を考える際のヒントとしてぜひご覧ください。

*「森林信託」とは?
信託とは、大切な財産を信頼できる人に託し、目的に沿って運用・管理してもらう制度です。三井住友信託銀行はこの仕組みを応用して、岡山県西粟倉村や信州大学との協働で持続可能な森林経営を支援するスキームを開発しました。

森林信託は「環境」を「経済」的な側面から解決に導き、さらに林業再生による地域活性化という「社会」的側面への波及的な解決にも貢献するものです。

企業はCSR活動の一環として海や里山、森林の自然保護にも取組んできましたが、同行の事例はさらに一歩踏み込んで、本業を応用したスキームの開発により、不在地主問題という地域の持続可能性の妨げとなっていた社会課題の解決や持続可能な森林経営(ターゲット15.2)を実現することで、SDGsの達成に大きく貢献できることを示しています。

ゴール15「陸域生態系の保護、回復、持続可能な森林経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する」

ターゲット15.2「2020年までに、あらゆる種類の森林の持続可能な経営の実施を促進し、森林減少を阻止し、劣化した森林を回復し、世界全体で新規植林及び再植林を大幅に増加させる」

参照:私立江戸川学園取手高等学校

  • 本事業は、三井住友信託銀行のCSR事業として実施されました。
三井住友信託銀行 ESD