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「映像を起点とした探究学習のすすめ 自ら学び行動につなげる先生のためのSDGs 講習会」
SDGs.TV/(株)TREEでは、2012年より三井住友信託銀行と協働し、次世代を担う子どもたちに向けた ESD(持続可能な開発のための教育)プロジェクトに取り組んでいます。
この度、8月20日 に旧村上邸 (鎌倉みらいラボ/鎌倉市)を会場に神奈川県の県立高校の教員(22名)を対象としたSDGs研修を開催しました。
旧村上邸は、鎌倉市に寄贈された屋敷をリノベーションしてオープンした新しい施設です。四季折々の顔を見せる日本庭園を眺めながら、非日常の空間で研修を受講することで、新たな発想や意見交換に繋がり、先生方にとっても貴重な学びの時間となりました。
SDGsをどのように授業に活かしたらいいか、前半はSDGsに関するレクチャーの時間を設けて理解を深めました。
冒頭、神奈川県教育委員会指導部高校教育課松澤先生より、授業計画とSDGsの関係性の解説があり、続いてSDGs.TVプロデューサーの水野が、全国での小中高での出張授業の経験から、映像学習を取り入れながらSDGsをどのように学ぶのかについて基礎的なレクチャーを行いました。
レクチャーの後は、SDGsの特徴である課題の不可分性を体験するワークを全員で取組みました。
SDGs.TVのオリジナルツールであるシールを使って、関心のある課題からどのように課題解決が連鎖をするか、個々人で思考を深めました。参加者からは「自分の思っている無意識のことを可視化できた」「SDGs のつながりを深めることができた」など、楽しくSDGsの本質を学べたとの声が聞かれました。
休憩後は、先生方が5つのグループを形成して、グループワークセッションを行いました。
解決したい社会課題や目標を決めて、課題解決にむけたアクションやそれらがどんなインパクトをもたらすのか、「SDGsアクションフレームワーク」を使って多面的に解決策を思考する学習を疑似体験しました。
先生方もこの日だけは議論する側に回ってグループワークは白熱。ディスカッション後の発表では、「ジェンダーフリーの学校づくり」「フードロスをなくす」「交通事故0(ゼロ)社会」「自ら学ぶ生徒・学校づくり」など、社会課題を踏まえた多様なSDGsアクションの発表がありました。
参加者からは、「みなさんの発表を聞くことで、他の意見や視点の違いについて気づきを得ることができた」「課題設定は、身近なものの中にたくさんあり、広がりを体験することにつながった」などの感想が得られて大変に充実した研修の時間となりました。
SDGs.TV/(株)TREEでは、全国の様々な教育機関、学校、団体・組織の皆さんと、SDGsを起点とした学びのプログラムを協働で実施しています。ぜひ、映像教材や多彩なSDGs体験プログラムを地域や自分の組織・団体でも体験して広めてみたい方は、SDGs.TVまでご相談ください。企画・設計からご一緒にスタートさせていただきます。
- 本事業は、三井住友信託銀行のCSR事業として実施されました。