だれもが安心して移動できるまちにするために(トヨタ自動車株式会社)
CONTENTS No : 11_008563
TIME : 04:22
AUTHOR : © Edu Town SDGs
Contents navigation
日本の企業によるSDGs達成のためのビジネスを紹介する動画シリーズ。
国土交通省による調査(2018年)では、将来の移動手段確保へ高まる不安について「公共交通が減り自動車が運転できないと生活できない」が最多を占め、さらに地方でその傾向が顕著であるという結果になりました。また、公共交通機関の利用が困難な場所に住み、自動車を所有していない等の交通手段に制約がある人を「交通弱者」、他にも生活必需品の買い物が困難な状況に置かれている人のことを「買い物難民」「買い物弱者」という言われるほど、移動に関する課題も山積されているようです。
このような課題の解決に向けて、自由な移動のために乗り物やサービスを開発するトヨタ自動車株式会社の取り組みから学びましょう。
移動するための乗り物は便利で暮らしを支えてくれる反面、交通渋滞や事故、排気ガスによる地球温暖化問題、高齢者や障がい者の方が乗り物に適さないこともあります。そのため誰に対しても安全で便利な移動手段があれば、町はもっと住みやすくなると考えられています。
同社は、移動に関わる課題解決のために実証実験の街「ウーブン・シティ」を富士山の麓に立ち上げました。そこでは、新しい形の電気自動車「e-Palette」が走っています。環境への配慮だけではなく、買い物ができるようにモノも運送できるような乗り物です。また、事故を軽減する道路や環境に配慮したエネルギー生産等を進めるために様々なパートナーと連携し開発していく予定とのこと。
さらに、自動運転以外にもロボットや人工知能を使った実験を行い、私たちの「幸せ」を追及していくためにゴールのない未完成の街と社員の方はお話されました。このようにトヨタ自動車株式会社では、移動をとおしてゴール11の住み続けられるまちづくりの達成を目指しています。
▶移動に関して「困ったな」「不便だな」と思ったことはありますか。それはどのようなことですか。
▶移動の困りごとや不便さを解決するために、どのようなアクションができますか。
▶移動や輸送に関する温室効果ガスの排出量はどのくらいあるか調べてみましょう。
参照:
EduTown SDGs
公共交通政策の現状と課題〔PDF〕(国土交通省)
TOYOTA WOVEN CITY
(大崎美佳)
-
TARGET 9-1
TARGET 9-1DEVELOP SUSTAINABLE, RESILIENT AND INCLUSIVE INFRASTRUCTURES
経済発展と人間の幸福をサポートするため、すべての人々が容易かつ公平に利用できることに重点を置きながら、地域内および国境を越えたインフラを含む、質が高く信頼性があり持続可能でレジリエントなインフラを開発する。
-
TARGET 9-4
TARGET 9-4UPGRADE ALL INDUSTRIES AND INFRASTRUCTURES FOR SUSTAINABILITY
2030年までに、インフラを改良し持続可能な産業につくり変える。そのために、すべての国々が自国の能力に応じた取り組みを行いながら、資源利用効率の向上とクリーンで環境に配慮した技術・産業プロセスの導入を拡大する。
-
TARGET 11-2
TARGET 11-2AFFORDABLE AND SUSTAINABLE TRANSPORT SYSTEMS
2030年までに、弱い立場にある人々、女性、子ども、障害者、高齢者のニーズに特に配慮しながら、とりわけ公共交通機関の拡大によって交通の安全性を改善して、すべての人々が、安全で、手頃な価格の、使いやすく持続可能な輸送システムを利用できるようにする。
-
TARGET 11-6
TARGET 11-6REDUCE THE ENVIRONMENTAL IMPACT OF CITIES
2030年までに、大気環境や、自治体などによる廃棄物の管理に特に注意することで、都市の一人あたりの環境上の悪影響を小さくする。