二酸化炭素を減らしてクリーンな空の旅を(日本航空株式会社)
CONTENTS No : 13_008574
TIME : 04:13
AUTHOR : © Edu Town SDGs
Contents navigation
日本の企業によるSDGs達成のためのビジネスを紹介する動画シリーズ。
日本における二酸化炭素排出量のうち約18%(2019年度)を運輸部門が占めており、これは2番目の多さです。そのうち、航空は約5%を占めており、全体的にみるとその量は少ないように思います。しかし、輸送量当たりの二酸化炭素の排出量(g-CO2/人km)をみると、自家用乗用車の次に航空という順位です。二酸化炭素の排出の視点からは、バスや鉄道に比べると効率のいい乗り物ではないということがわかります。
さて、世界各地を結ぶ日本航空株式会社によるゴール13の取り組みをみてみましょう。
飛行機はジェット燃料という特別な燃料を使用し、飛ぶ度に二酸化炭素が発生してしまいます。そこで同社では、従来の燃料からバイオジェット燃料への切り替えに挑戦しています。バイオジェット燃料は、生活ごみや使用済み油等を原料としているため、新たな石油の採掘が不要です。さらに、植物を原料にしたバイオジェット燃料の場合、その燃焼した際のCO2量は、植物が成長するときに吸収するのと同じ量のため、大気中のCO2が新たに増えることはありません。
さらに同社では、効率的に燃料を使用するためにエンジンの清掃や離着陸時の運転方法の工夫等エコな運航も行われています。
▶あなたの周りにある乗り物でバイオジェット燃料のような植物等からできた燃料を使用している乗り物はありますか。
▶同じような仕組みの「バイオマス発電」というものがあります。調べてみましょう。
▶飛行機の運航による二酸化炭素排出量削減のために、他にどのような取り組みがあるか調べてみましょう。
参照:
EduTown SDGs
運輸部門における二酸化炭素排出量(国土交通省)
SDGs達成に向けた取り組み(日本航空株式会社)
(大崎美佳)
-
TARGET 7-2
TARGET 7-2INCREASE GLOBAL PERCENTAGE OF RENEWABLE ENERGY
2030年までに、世界のエネルギーミックス(※9)における再生可能エネルギーの割合を大幅に増やす。
-
TARGET 9-4
TARGET 9-4UPGRADE ALL INDUSTRIES AND INFRASTRUCTURES FOR SUSTAINABILITY
2030年までに、インフラを改良し持続可能な産業につくり変える。そのために、すべての国々が自国の能力に応じた取り組みを行いながら、資源利用効率の向上とクリーンで環境に配慮した技術・産業プロセスの導入を拡大する。
-
TARGET 11-6
TARGET 11-6REDUCE THE ENVIRONMENTAL IMPACT OF CITIES
2030年までに、大気環境や、自治体などによる廃棄物の管理に特に注意することで、都市の一人あたりの環境上の悪影響を小さくする。