手の衛生”でアフリカの感染症を防ぐ(サラヤ株式会社)

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TIME : 06:13

AUTHOR : © Edu Town SDGs

すべての人に健康と福祉を

Q. 感染症を防ぐためにどのようなことが重要ですか。それはなぜですか。

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日本の企業によるSDGs達成のためのビジネスを紹介する動画シリーズ。今回は、SDGs目標3に焦点をあてたアフリカの衛生向上を目的とするサラヤ株式会社のSDGsアクションです。コロナ禍により感染症予防に対する関心が高まった一方で、それまで改善されてきた健康関連の課題が停滞したり、逆戻りする可能性がでてきました(持続可能な開発目標(SDGs)報告2021より)。

世界の衛生環境向上に取り組むサラヤ株式会社は、感染症予防が十分ではないアフリカ大陸にあるウガンダ共和国で2010年から始めた取り組みを紹介しています。ウガンダでは、乳幼児やお母さんの死亡率が高いことが課題になっています。手洗いは感染症予防の基本です。なぜなら不衛生な手で目や鼻、口をさわると体内に菌が入ってしまうからです。

また、サラヤは現地に工場を開設し、そこで消毒剤を製造しています。病院だけではなく公共施設におけるアルコール消毒が必要なため、提供場所を広げています。これまでウガンダは、消毒剤をヨーロッパやアメリカから輸入していたため、輸送費が高くついてしまいました。しかし、国内に製造工場があることで費用が抑えられ、多くの方の手に届くようになったという効果が生まれました。現地の方の雇用確保にもつながっています。感染症予防、雇用の促進、地域の経済循環を生み出す等と衛生向上のビジネスにより他の分野にも波及効果が生まれています。

さらに、寄付事業ではなく「ビジネス」として取り組むことで資金の循環を生み出すことが可能となり継続性が担保されました。社会課題にビジネスから取り組む視点を持ち、自らの事業等に活かしてみましょう。

︎▶感染症を防ぐために、他にどのような手段があると思いますか?
︎▶世界や日本には過去にどのような感染症があったのか調べてみましょう。
︎▶消毒剤を製造する工場がウガンダにあることで、コストを下げることに成功したというお話がありました。他にどのような効果があると思いますか?

参照:
EduTown SDGs
SARAYA
持続可能な開発目標(SDGs)報告2022(国連広報センター)

(大崎美佳)

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