貧困をなくす

貧困をなくそう

あらゆる場所の、あらゆる形態の貧困を終わらせます。

 

2000年に、国連は2015年までに貧困をなくすことを目指してMDGs(ミレニアム開発目標)を採択しました。各国の取り組みの成果もあり、全世界で極度の貧困状態にある人々の数は、1990年の半分以下に減少しましたが、現在も約8億3,600万人、開発途上国の5人に一人が、1日あたりおよそ1ドル25セントに満たない生活費で暮らす、極度の貧困状態に置かれています。

 

このような貧しい状況に置かれては、人が人間らしく、尊厳を持って生きることなどできません。

 

「私たちの世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」は、世界から貧困をなくすことを最重要の目標として掲げています。その中では、「誰も置き去りにしない」という強い理念が打ち出されています。

 

豊かさを求めて展開されるはずの経済活動が、一部の人々に富や繁栄をもたらす一方で、恩恵から取り残される人々を生み続けてきました。このようなグローバル経済システムや社会構造に対する不満が、時に過激思想や排他主義に結びつき、テロや紛争、資源の奪い合いを招いています。

 

国際的な秩序を乱すこうした現象が表面化する時、その根本にはおしなべて貧困問題が横たわっている。国際的な安定の上に持続可能な開発を実現するには、まず何よりも貧困問題に世界をあげて取り組む必要があるのです。

 

2030年までに極度に貧しい人たちをなくすために、私たちはどのような社会保障制度を用意し、誰もが機会を手にすることができる環境を整えていけばいいでしょうか。

 

インドやバングラデシュといった開発途上国では、貧しい人たちが事業を起こし、自立することを支える「マイクロファイナンス」といった金融サービスが、注目されています。女性が教育を受けて、職業に就いて収入を得られるようになることも、大きな力となるでしょう。

 

貧しい状況にある人たちが、人生に希望を持って生きられるようにするために、私たちはあらゆる叡智を結集して取り組むべき時を迎えているのです。

 

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